ワールド オンラインストア SATURATED LIGHT by Wolfgang Tillmans – twelvebooks 芸術、美術史

現代美術界で重要な賞の一つである「ターナー賞」を2000年に受賞し、ロンドンとドイツを拠点として活動するドイツ人フォトグラファー、ヴォルフガング・ティルマンス（Wolfgang Tillmans）の作品集。みやび流押絵　小西絹甫他。作者は30年近く制作し続けている代表作「Silver」を通じて新たな抽象写真の世界を創造してきた。徳川綱吉公寄進　江戸帛紗　興福院所蔵　中野楚渓編。本シリーズは、1990年代より作者が手がけている作品であり、フィルムは使わずに光や感光乳剤を用いて印画紙を直接させて制作されている。八重山芸能文化論　森田孫栄先生論文集刊行事業委員会。写真のプロセスの限界や表現の可能性について考察し、強制的に拡張したこのシリーズが今回初めてアーティストブックとして出版。ウキヨエ図典　13　歌麿　渋井清。作者はこれらの作品を「まるでソリッドカラーのように汚れていて、不純で、鮮やかで、不安定で、くたびれていて、とらえどころがなく、不鮮明で、煌めいている」と描写している。伊万里染付大皿　正続揃い　京都陶磁研究会。 各作品のイメージに加え、2013年にドイツ・デュッセルドルフ「K21」でのインスタレーションの一要素として使われた際の様子や、Tate Britain（2003）、ベネツィアビエンナーレ（2009）、ブリュッセル「WIELS」（2020）で行われた「Silver」単体のインスタレーションビューなど、展覧会という空間に置かれた「Silver」シリーズのイメージも収録。小川芋銭画集　鈴木進監。 芸術理論家トム・ホラート（Tom Holert）はエッセイの中で、このシリーズが投げかけている哲学的、美学的、物質的な問いと、この作品が存在することで展示空間に出現する、イメージによって語られるプロセスについて論じている。図説　刀剣名物帳　辻本直男補注。作者とフォトエンジニアのクラウス・ポールマイヤーとの対話では、制作過程で無数に起きている技術的な操作や観察、偶然あるいは意図的なアクシデントについて詳しく語られている。工芸　８号　御厨子など。

出版社Walther Koenig
言語英語
ハードカバー416ページ
サイズ 25 x 3 x 25 cm