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web限定アイテム 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句

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メーカー 8a95864f249a1 発売日 2025-05-20 09:14 定価 9500円
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web限定アイテム 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句

古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像1 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像2 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像3 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像4 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像5 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像6 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像7 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像8 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像9 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像10
26.7×18㎝

【題箋】
  『栄雅抄此?壱?序在 古今和歌秘註 序一』
  『栄雅抄序下續    古今和歌秘註 序二』

【内容】『註』は「仮名序」を84に分け、それぞれに解説を加えている。俳諧七部集 上・下 子周 編《安永三(1774)年》。下の 01 28 等は、それぞれに、私に付した番号である。一碧樓句抄 豪華版か/中塚一碧樓/巣枝堂書店/1948年12月。
*****************************************************
序一
 【内題】古今和歌集秘註
 序一
    序1丁
    本文
     01やまとうたはひとの心をたねとして 1丁裏
            ↑
            ↓
     28あるは花をそふとてたよりなき所に 61丁裏~62丁裏
*****************************************************
序二
      29しかあるのみにあらす 2丁表
            ↑
            ↓
      84人丸なくなりにたれと哥の事 57丁表~59丁裏
      
    追加
     01春きぬと人はいへともうくひすのなかぬかきりはあらしとそ思ふ 60丁表
     ↑
           ↓
                                                                                                              16立田川もみち葉なかる  63丁裏
    
【因みに】「追加」「14植しうへは秋なきときや」63裏の歌は
 『伊勢物語 51段』
 『古今和歌集 秋歌下』のもので、原形は
 植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや
          ~「『へ』←→『ゑ』。緑の地平/土岐哀果 (土岐善麿)/東雲堂書店。仮名遣いの指摘?」~
********************************************************************
【参考】『古今和歌集 仮名序』の本文と、「提出本」にでてくる「仮名序」の解説部分(全84項目)を比較しながら、その所在を提出本の丁数で示した。歌集 さるびあ街 特装非売本10部/松田さえこ (尾崎左永子)/琅かん洞。参考にされたい。あまのがわ 1号から96号まで(18号は欠)94冊揃い(65・66は合併号)/永海兼人/あまのがわ発行所/昭和37年から昭和53年。「仮名序の本文」ネットで借用したものなので、「提出本」の本文とは違うことをご了承ください。下村槐太全句集/下村槐太  金子明彦編/下村槐太旧門下生有志の会。
                (若干の間違いはご容赦を!)

古今和歌集仮名序                    
                        ~ 一 ~

01 01裏 やまとうたは、人のこゝろをたねとして、

02 03表 よろづのことのはとぞなれりける。春草句帖/長谷川春草/素商書店。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。石川啄木歌集全歌鑑賞◆上田博、おうふう、2002年/T554。

03 05表 はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。△送料無料△ 復刻版 紙錢を焼く 山城正忠第一歌集 沖縄啄木同好会【沖縄・琉球】。

04 06裏 ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。#lp◆ 超希少本 ◆◇ 俳句雑誌「 沖 」 第12巻 第1号~第11号 11冊 ◇◆ 沖発行所 昭和56年。

05 08裏 このうた、あめつちのひらけはじまりける(時)よりいできにけり。天の狼 句集 増補改訂版/富澤赤黄男/天の狼刊行会/1951年。

06 10裏 しかあれども、よにつたはれることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、

07 15裏 あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。Ah-131/短歌の精神 著者/谷馨 昭和18年5月3日初版発行 歌心の誠 短歌の精神 防人の歌 戦場の短歌 歌人評論/L1/61224。

08 16裏 ちはやぶるかみよには、うたのもじもさだまらず、すなほにして、ことのこゝろわきがたかりけらし。書籍★『猿蓑』 初版本【原寸大写真複製本】限定500部の25番★松尾芭蕉 俳諧七部集★稀覯本★送料無料。

09 22表 人のよとなりて、すさのをのみことよりぞ、みそもじあまりひともじはよみける。山頭火の彼方 限定63部 毛筆署名入/村上護 前田守一木版25点入/紙木美会。

10 33表 かくてぞはなをめで、

11 33表 とりをうらやみ、

12 33表 かすみをあはれび、

13 33裏 つゆをかなしぶ

14 33裏 こゝろことばおほく、さまになりにける。雲母集 初版/北原白秋/阿蘭陀書房。とほきところもいでたつあしもとよりはじまりて年月をわたり、たかき山もふもとのちりひぢよりなりて、あまぐもたなびくまでおひのぼれるごとくに、このうたもかくのごとくなるべし。島原角屋俳諧資料 昭和61年 大谷篤藏 島原の俳諧  島原俳人一覧  出蕪村印譜。

15 35裏 なにはづのうたは、みかどのおほむはじめなり。サニー・サイド・アップ 加藤治郎歌集 署名箋付/加藤治郎/雁書館。

16 38表 あさかやまのことばゝうねめのたはぶれよりよみて、

17 40表 このふたうたは歌のちゝはゝのやうにてぞ、(て)ならふ人のはじめにもしける。黄金記憶 香川進献呈署名入/小野茂樹/白玉書房。

18 42表 そも歌のさまむつなり。◎ 杉山赤冨士 著作集  稿本全句集  権兵衛と黒い眷族  廻廊社  昭和51年 ◆ 640ページ 総数七千句に及ぶ赤冨士全句集。からのうたにもかくぞあるべき。續百番句合 乾坤 蓼太・素丸・宗瑞ほか撰 吏登・嵐雪判 写本。 
19 44表 そのむくさのひとつにはそへ歌。☆墨筆署名入特定版287番非売品『与謝野寛短歌全集』明治書院;昭和8年;初版函付;本クロス装-三方金塗装;巻頭カラー夫婦肖像画口絵;*。

20 44裏 おほさゝきのみかどをそへたてまつれるうた なにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはなといへるなるべし。(雑誌)詩文学誌 炎 創刊号から14集内10冊/長田和雄 編発行/炎文学会(杉並区)。

21 46表 ふたつにはかぞへうた さくはなに思ひつくみのあぢきなさみにいたづきのいるもしらずてといへるなるべし。#lp ◆ 超希少本 ◆◇ 俳句雑誌「 沖 」 第8巻 第1号~第12号 12冊 7周年記念号有(10月号)◇◆ 沖発行所 昭和52年。

22 47裏 みつにはなずらへうた きみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむ+といへるなるべし。夢の華 (夢之華) 初版/与謝野晶子 中沢弘光木版挿絵 杉浦非水装・木版見返/金尾文淵堂。

23 50裏 よつにはたとへうた わがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともといへるなるべし。【古本】昭和万葉俳句集 昭和20年8月15日を詠う 終戦記念日 太平洋戦争 大東亜戦争 全都道府県。

24 53裏 いつゝにはたゞことうた いつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましといへるなるべし。頭書古今和歌集遠鏡 八冊揃。

25 55裏 むつにはいはひうた このとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりといへるなるべし。旧版 初版 新撰 井泉水句集 萩原井泉水 新潮文庫。

26 59裏 いまのよの中、いろにつき人のこゝろはなになりにけるより、あだなるうたはかなきことのみいでくれば、いろごのみのいへにむもれぎの人しれぬことゝなりて、まめなるところにははなすすきほにいだすべき事にもあらずなりにたり。処女歌集全集 全10冊揃/木俣修、香川進、加藤克巳、鹿児島壽蔵、前川佐美雄、生方たつゑ、中野菊夫、斎藤史、宮柊二、近藤芳美  EKC861。そのはじめをおもへばかゝるべく〔も〕なむあらぬ。歌集 鳥取抄 初帙カバ帯 署名入/前川佐美雄/山陰観光旅行普及會。

27 61裏 いにしへのよゝのみかど、春のはなのあした、あきの月のよごとにさぶらふ人をめして、ことにつけつゝ歌をたてまつらしめたまふ。★2/冬薔薇 細見綾子 風発行所 昭和27年 謹呈署名 句入り 飴山實 飴山実。

28 61裏 あるははなをそふとてたよりなきところにまどひ、あるは月をおもふとて、しるべなきやみにたどれるこゝろをみたまひて、さかしおろかなりとしろしめしけむ。〈希少〉もなみ抄―川柳句集田頭 良子〈田辺聖子、帯〉 葉文館出版  1997〈初版〉【管理番号2Fcp本扉307】。

*******************************************************************
                        ~ 二 ~

29 02表 しかあるのみにあらず、さゞれいしにたとへ、

30 02裏 つくばやまにかけてきみをねがひ、

31 04表 よろこびみにすぎ、たのしびこゝろにあまり、

32 04表 ふじのけぶりによそへて人をこひ、

33 04表 まつむしのねにともをしのび、

34 04裏 たかさごすみのえのまつもあひおひのやうにおぼえ、

35 06表 をとこやまのむかしをおもひいでゝ、

36 06表 をみなへしのひとゝきをくねるにも歌をいひてぞなぐさめける。#lp011◆超希少本◆◇ 俳句雑誌「 沖 」 第13巻 第1号~第12号 12冊◇◆ 沖発行所 昭和57年。

37 08表 又春のあしたにはなのちるをみ、

38 08裏 あきのゆふぐれにこのはのおつるをきゝ、

39 08裏 あるはとしごとに、かゞみのかげにみゆるゆきとなみとをなげき、

40 09表 くさのつゆみづのあわをみて、わがみをおどろき、

41 09表 あるはきのふはさかえおごりて、〔今日は〕ときをうしなひよにわび、

42 09裏 したしかりしもうとくなり、

43 09裏 あるはまつ山のなみをかけ、

44 10裏 野なかの(し)みづをくみ、

45 10裏 あきはぎのしたばをながめ、

46 11表 あか月のしぎのはねがきをかぞへ、

47 11裏 あるはくれたけのうきふしを人にいひ、

48 11裏 よしのがはをひきてよの中をうらみきつるに、

49 12表 いまはふじのやまもけぶりたゝずなり、ながらのはしもつくるなりときく人は、うたにのみぞこゝろをばなぐさめける。夜の崖 佐藤鬼房句集 献呈署名入/佐藤鬼房/酩酊社。

50 16裏 いにしへよりかくつたはれるうちにも、ならのおほむ時よりぞひろまりにける。哇 志摩聰句帖 署名入/志摩聰/不動工房。

51 18表 かのおほむよや、うたのこゝろをしろしめしたりけむ。Gc-244/短歌朝日 2002年1・2月号 大特集 人間は歌と出会えるか 現代の古典 自選三首 現代短歌集 新春特別大企画/L1/61216。かの御時に、おほきみ(み)つのくらゐ、かきのもとの人まろなむうたのひじりなりける。層雲50巻1号から12号 12冊セット/荻原藤吉(井泉水)/層雲社/昭和37・38年。

52 20裏 これはきみも人もみをあはせたりといふなるべし。良夜爛漫 限定版310部 毛筆歌落款入/塚本邦雄/河出書房新社。

53 21裏 あきのゆふべたつたがはにながるゝもみぢをば、みかどの御めににしきとみたまひ、春のあしたよしの山のさくらは、人まろが心には雲かとのみなむおぼえける。和露句集 第四/川西徳三郎/川西和露荘/大正9年。

54 24表 又山のへのあか人といふ人ありけり〔と〕。みずかありなむ 初版/山中智恵子/無名鬼発行所(村上一郎)。うたにあやしうたへなりけり。青海波 初函/与謝野晶子/有朋舘。

55 25表 人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。#lp ◆ 超希少本 ◆◇ 俳句雑誌「 沖 」 第7巻 第1号~第12号 12冊◇◆ 沖発行所 昭和51年。 

56 30裏 この人々をおきて又すぐれたる人も、くれたけのよにきこえ、かたいとのよりにたえずぞありける。句集 窓 毛筆句署名入/笠原静堂/旗艦発行所。これよりさきの歌をあつめてなむまえふしふとなづけられたりける。和露句集/川西徳三郎/川西和露荘/大正3年。

57 32裏 こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき。楠本憲吉全句集 限定100部版 直筆句署名落款入/楠本憲吉 /沖積舎。しかあれどこれかれえたるところえぬところたがひになむある。群島(合同句集) 限定500部 山高登自刻自摺木版口絵入 尾崎一雄署名入/関口良雄 山高登 編 上林暁木山捷平/永田書房(会員頒布)。 

58 32裏 かのおほむときよりこのかた、としはもゝとせあまり、よはとつぎになむなりにける。#lp ◆ 超希少本 ◆◇ 俳句雑誌「 沖 」 第9巻 第1号~第12号 12冊◇◆ 沖発行所 昭和53年。

59 36表 いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず。☆献呈中河與一宛署名句入限定88部本『動物の句集 白鳥の春白鳥は』関根黄鶴亭;大雅洞;昭和46年;初版:函付;本クロス装;巻頭;関根準一郎木版。

60 36表 いまこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をばたやすきやうなればいれず。みずかありなむ/山中智恵子/私家版(無名鬼発行所)。

61 36裏 そのほかにちかきよにその名きこえたる人は、すなはち、そうじやうへぜうは歌のさまはえたれども、まことすくなし。正岡子規著●子規全集/ 1巻~12巻・12冊●アルス。たとへばゑにかけるをむなを見ていたづらに心をうごかすがごとし。マニエリスムの旅 特装本35部 川口霽亭書作品一葉入/岡井隆/書肆季節社。

62 37裏 ありはらのなりひらは、そのこゝろあまりてことばたらず。稲畑汀子俳句集成/稲畑汀子(著者)。しぼめるはなのいろなくてにほひのこれるがごとし。蕗子 毛筆句署名入 (銀模様入表紙・版画入)/高柳重信/東京太陽系社(富澤赤黄男刊)。

63 38裏 ふんやのやすひではことばゝたくみにてそのさまみにおはず、いはゞあき人のよきゝぬをきたらむがごとし。歌集アウタリ 江口 カナメ 新泉社 昭和49年初版。

64 40表 うぢやまのそうきせんはことばゝかすかにして、はじめをはりたしかならず。●N563●俳句作法●佐藤紅緑●俳句評釈●内藤鳴雪●連句作法●萩原羅月●大日本俳諧講習会●私製合本●即決。いはゞあきの月をみるに、あかつきのくもにあへるがごとし。水銀伝説 献呈署名入/塚本邦雄/白玉書房。

65 40表 よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはしてよくしらず。歌集 くちなし 保田典子 函 初版 ビニールカバー 保田與重郎夫人。

66 41表 をのゝこまちは、いにしへのそとほりひめのりうなり。※古書 鈴木華堂歌集 筑波山東麓志筑村生 教員・歌人 萩原清松・原田雅雄・岡崎幸之助等発起人 茨城県文芸短歌資料。あはれなるやうにてつよからず。赤尾兜子全句集/赤尾兜子/立風書房。いはゞよきをむなのなやめるところあるにゝたり。0028601 俳諧仮名遣 高井蘭山・編 須原屋伊八 弘化4年 38丁。つよからぬはをうなのうたなればなるべし。川浪磐根全歌集 昭和45年 新星書房 佐賀出身昭和期の歌人。

67 43表 おほとものくろぬしは、そのさまいやし。影山正治全歌集 影山正治 大東塾出版部 鈴木正男 ビニールカバー 初版第一刷。いはゞたきゞおへるやまびとのはなのかげにやすめるがごとし。首 現代歌人叢書50 毛筆識語署名落款入/山崎方代/短歌新聞社。

68 45表 このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。俳諧寂栞(さひしをり) 上巻(上・中・下巻の内) 白雄坊 選著。

69 45裏 かゝるにいますべらぎのあめのしたしろしめすことよつのときこゝのかへりになむなりぬる。山崎方代全歌集/山崎方代/不識書院。

70 46裏 あまねき御うつくしみのなみ〔のかげ〕やしまのほかまでながれ、ひろき御めぐみのかげ、つくばやまのふもとよりも

71 47表 しげくおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろのことをすてたまはぬあまりに、いにしへのことをもわすれじ、ふりにしことを(も)おこしたまふとて、いまもみそなはし、のちのよにもつたはれとて、

72 49表 延喜五年四月十八日に、大内記きのとものり、御書所のあづかりきのつらゆき、さきのかひのさう官おふしかうちのみつね、右衞門のふしやうみぶのたゞみねらにおほせられて、萬葉集にいらぬふるきうた、みづからのをも、たてまつらしめたまひてなむ、 

73 52表 それがなかに、むめをかざすよりはじめて、

74 52表 ほとゝぎすをきゝ、

75 52表 もみぢをゝり、

76 52裏 ゆきをみるにいたるまで、

77 52裏 又つるかめにつけてきみをおもひ、人をもいはひ、

78 53表 あきはぎなつくさをみてつまをこひ、

79 53表 あふさか山にいたりてたむけをいのり、

80 54表 あるは春夏あき冬にもいらぬくさの歌をなむ、えらばせたまひける。啄木歌集 石川啄木 美和書房版。

81 54表 すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。朝日俳壇 1975年〜2007年+秀句選 33冊セット。

82 55表かくこのたびあつめえらばれて、山したみづのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。N3FL3-210825 レア[マリア讃歌 景山筍吉 第4句集]俳句。

83 56表 それまくらことば、はるのはなにほひすくなくして、むなしきなのみあきのよのながきをかこてれば、かつは人のみゝにおそり、かつはうたの心にはぢおもへど、たなびくゝものたちゐ、なくしかのおきふしは、つらゆきらが、このよにおなじくむまれて、この事のときにあへるをなむよろこびぬる。冨士山百景狂歌集/真入亭冨士江/万延元年(1860) YAA338。

84 57表 人まろなくなりにたれど、うたのことゝどまれるかな。大野誠夫全歌集 署名入/大野誠夫/沖積舎。たとひときうつりことさりたのしびかなしびゆきかふとも、このうたのもじあるをや。紅塵集類題上(春・夏・秋・冬部) 蓮阿編。あをやぎのいとたえず、まつのはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあとひさしくとゞまれらば、うたのさまを(も)しり、ことのこゝろをえたらむ人は、おほぞらの月をみるがごとくに、いにしへをあふぎていまをこひざらめかも。現代歌人叢書 38冊 (1-24 26-39) 短歌新聞社。
********************************************************************

追加
01 60表 春きぬと人はいへともうくひすの 
  なかぬかきりはあらしとそ思ふ

02 60表 春日のゝ若なつみにや白妙の
  袖ふりはへて人の行らん

03 60裏 駒なへていさ見にゆかんふるさとは
  雪とのみこそ花はちるらめ

04 61表 わか庵はみやこのたつみしかそすむ
  世をうち山と人はいふ也

05 61裏 おもひつゝぬれはや人の見えつらん
  夢としりせはさめさらましを

06 62表 深山には松の雪たに

07 62表 我衣手に雪はふりつゝ

08 62表 春霞たつを見すてゝ行かりは

09 62.裏 ひくらしの鳴つるなへに

10 62裏 たけがり

11 62裏 すみのえのきしによるなみ

12 63表 袖ひちてむすひし水の

13 63表 春霞たてるやいつこみよし野の

14 63裏 植しうへは秋なきときや

15 63裏 たつた川もみちみたれて

16 63裏 立田川もみち葉なかる   


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【参考】 14「植しうへは秋なきときや」

※『伊勢物語』 五一段(植ゑし植ゑば)

昔、をとこ、人の前栽に菊うゑけるに、
  植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん
  花こそ散らめ根さへ枯れめや

※『古今和歌集』 巻五 秋歌下 

 人の前裁に菊にむすびつけてうゑけるうた 在原業平  
268  植ゑし植ゑば  秋なき時や  咲かざらむ  
  花こそ散らめ  根さへ枯れめや
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【刊期等】不明
早稲田大学蔵本解説に依れば、この本は『古今栄雅抄 序 巻第1-20 飛鳥井雅俊 [著]』の『序』の部分二冊のようである。句集 神よりの賜暇/丸山佳子。両者を比較すると、確かに「序二」は「いにしへのよゝのみかど」で始まっているが、全巻の趣は少し違うようである。Ca-040/NHK出版 俳句 1993年10月・11月 季節の名句鑑賞 わたしの俳枕-旭川 NHK出版俳句 入選句/L3/61125。

※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。歌諧百人一首全 海濤翁編 (写本)。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。『不亡録』編纂兼発行者/鶴聲社 右代表者・高津親義 大正14年 非売品。
※梱包材の再利用に努めています。三國玲子全歌集。ご理解下さい。舞姫/与謝野晶子 中沢弘光装/如山堂書店。

 

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